ズームレンズと単焦点レンズ

ズームレンズと単焦点レンズ

ズームレンズと単焦点レンズは、それぞれ特徴が大きく異なるレンズです。どちらを選ぶべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。それぞれのレンズのメリット・デメリットを比較し、ご自身の撮影スタイルに合ったレンズを選ぶための参考にしてください。

ズームレンズ

焦点距離を連続的に変えることができるレンズです。いうまでもないですよね。。。

メリット:

1本のレンズで様々な画角に対応できる: 広角から望遠まで、1本のレンズで幅広い撮影に対応可能です。
レンズ交換の手間が少ない: さまざまなシーンで撮影する場合、レンズ交換の手間が省けます。
初心者でも扱いやすい: 焦点距離を調整することで、被写体との距離を気にせず撮影できます。

デメリット:

画質が単焦点レンズに比べて劣る場合がある: レンズの構造が複雑になるため、単焦点レンズに比べて解像度やボケ味が劣る場合があります。テレ端(ズームレンズの一番望遠側)で撮ることによりある程度ボケ写真を撮ることはできますが、、、
開放F値が小さい場合が多い: 暗い場所での撮影や浅い被写界深度を得たい場合、不利な場合があります。
レンズが大きく重くなる傾向がある: 高倍率ズームレンズなど、レンズが大きく重くなる場合があります。(単焦点が軽いわけではないが)

ズームレンズが向いている被写体

スポーツ: 動きの速い被写体を追いかける際に、焦点距離を瞬時に変えられるため便利です。
野生動物: 遠くの被写体を大きく捉えたり、近づきすぎずに撮影したりするのに適しています。
イベント: 広範囲をカバーしたり、遠近感を出したりするのに役立ちます。とくに望遠レンズが必要な場合は望遠ズームレンズが役に立ちます。
旅行: 様々なシーンに対応できるため、1本で多くの写真を撮影したい場合に便利です。
スナップ写真: 気軽に様々な構図を試したい場合に適しています。
焦点距離が固定されたレンズです。

メリット:

高い描写力: ズームレンズに比べて、高い解像度と美しいボケ味を実現できます。
開放F値が大きいレンズが多い: 暗い場所での撮影や浅い被写界深度を得たい場合に有利です。

デメリット:

焦点距離が固定されている: 構図を変えるために、自分で動く必要があります。
1つのシーンで複数のレンズが必要になる場合がある: 様々なシーンを撮影する場合、複数の単焦点レンズが必要になることがあります。

単焦点レンズが向いている被写体

ポートレート: 美しいボケ味を生かして、人物の表情や雰囲気を際立たせることができます。
静物: 細部までクッキリと描写し、被写体の質感を表現できます。
風景: 広角単焦点レンズで雄大な風景を、望遠単焦点レンズで遠くの被写体を大きく捉えることができます。
マクロ: 接写撮影に特化したマクロレンズは、小さな被写体を大きく美しく撮影できます。

まとめ

個人的には解像度が高い、F値が低い写真が撮れる単焦点が好きですが、旅行やスナップなどはズームレンズが便利です。