センサーサイズとは
センサーサイズとは、デジタルカメラの「光を受けて画像を作り出すイメージセンサーの大きさ」のことを指します1。センサーサイズが大きければ大きいほど、画質がよくなります。
同じ写真を撮るにしても光を受けるセンサーが大きければ大きいほど1画素辺りの面積が広くなり、より多くの光を取り込めるため、より豊かな階調表現が可能です。
階調表現
階調とは、色や明るさの濃淡の段階数を表す言葉です1。ディスプレイやプリンターなどの画質を決める要素のひとつで、色や明るさの表現力の単位として使われます1。階調が多ければ多いほど、色や明るさの変化をなめらかなグラデーションで表現でき、自然に近い表現ができます
イメージセンサーサイズ比較
フルサイズ
36×24mm
ハイエンドなミラーレス一眼、一眼レフで採用されているサイズです。ハイアマチュア、プロカメラマンが使っているカメラはこのサイズのカメラです。
APS-C
22.3×14.9mm(キヤノン)
一般的なミラーレス一眼、一眼レフで採用されているサイズです。フルサイズと比べると少し小さいです。キヤノン以外のAPS-Cは実はキヤノンのより少し大きいです。
フォーサーズ
17.3×13mm
オリンパスやパナソニックで採用されているサイズです。
1/2.3型
5.9×4.4mm
コンパクトカメラはこのサイズです。フルサイズやAPS-Cに比べるとずいぶん小さいですよね。一昔前のコンパクトカメラはこれより更に小さいイメージセンサーを使ってたんですよ。最近のスマホもこれくらいのサイズを使っているものもありますね
フルサイズのセンサーが搭載されているカメラを使うメリット
ボケる
雑誌で花の写真やモデルさんが写っている写真をよく見ると背景がぼやけている写真が多いです。背景がぼやけているとモデルさんや主題が 浮かび上がって来るんですね。
背景などのぼやけているところをボケと言います。背景にかぎらず手前のものがぼやけていてもボケです。
さて、どうやればボケるのか?ボケやすいレンズもあるんですが、それ以上にイメージセンサーの大きさが関係してきます。イメージセンサーが 大きいほどボケやすく、イメージセンサー小さいほどボケにくいです。つまりミラーレス一眼、一眼レフの方がボケやすく、コンパクトカメラやスマートフォンの方がボケにくいということになります。
※スマートフォンはF値は固定なのでさらにボケにくいです
表現力
一眼レフの一番の特徴かも知れませんが、レンズが交換できるものが多い!フルサイズのレンズが交換できないタイプのカメラはあまりなく、ミラーレス一眼のようにレンズを交換できるものが大半です。
つまり、撮りたいものに合わせてレンズを替えることができるんですね。遠くのものを撮りたければ望遠レンズに、近くの物を撮りたければマクロレンズに 広い範囲を撮りたければ広角レンズ、背景がボケた写真が撮りたければ開放F値が小さいレンズにと撮りたい物に合わせてレンズを変えられるので、表現力の幅が広がります。
フルサイズじゃなきゃいけないのか
そんなことはないです。フルサイズのセンサーを積んだカメラは高額ですし、レンズも大きくなります。レンズも高い。それに今のAPS-Cのカメラも画質だけでなく、高感度耐性も上がっておりフルサイズのカメラと見分けるのは困難なくらいにきれいに写ります。
最近のスマートフォンもキレイですよね。自分に合ったカメラを探すことが大事です。
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